平成15年度 第1回 歯学部教授会・同窓会定期協議会開催

渉外担当理事 飯田明彦(18期)

標記会議の議事要旨を以下に記します。

日 時:平成15年8月20日(水)午後7時から
場 所:日本料理「しまや」
出席者:(教授会)山田学部長、宮崎病院長、野村教授
   (同窓会)神田会長、赤坂副会長、多和田副会長、宮野副会長、鈴木副会長、
        飯田渉外担当理事

神田会長あいさつ
はじめに、新学部長、新病院長の就任にあたり、今後も、大学と同窓会がより良い関係を維持できるようご協力を賜りたいとの挨拶があった。
続いて、11月15日に全国歯科大学同窓・校友懇話会(全歯懇)、翌16日に新設国立大学歯学部同窓会協議会(国歯協)が、いずれも本校が当番幹事となって朱鷺メッセにて開催されることが報告され、これらの会において大学側の協力が要請された。
この点に関しては11月15日に大学でOSCEが行われ、大多数の教官が拘束される予定であるが、大学側も最大限の協力を惜しまないということが約束された。

山田学部長
口腔生命福祉学科の新設が内定した旨の報告があった。4年制の学科で、社会福祉士と歯科衛生士の免許が取得できる。定員は20名で編入学の10名を加え卒業生は30名になる。早速来年度から募集が始まる。医療現場での戦力養成というだけでなく、衛生士学校などでの指導者の育成も念頭に置いている。6講座が新設され、教授6名、助教授6名の人員が配置されるが、純粋な人員の増加はなく、これまでのポストを振り替えるという形になる。また、厚生労働省や県庁からの教官を迎え入れる準備もある。一方、カリキュラムの食い違いから技工士学校が閉校される。
新学科にも同窓会が新設される可能性があるが、医学部の保健学科などの例を参考にして、柔軟に対応していく方針となった。
大学の独立行政法人化は、決定されたものの、実際どのように変わっていくかは全くわからないので、柔軟な対応が必要。

宮崎病院長
平成15年10月に医学部附属病院と歯学部附属病院とが統合される。歯学部のある11国立大学の中で、東京医科歯科大学、大阪大学を除く9つの歯病が医病と統合される。しかし、他の大学が単純に「○○大学病院」と呼ばれるのに対し、当院は「新潟大学医歯学総合病院」という形で「歯学」の部分が残ること、スタッフの面でも、医療法の関係から病院長は医科領域から選出されるが、副病院長、病院長補佐は医科・歯科領域で同数であることが報告された。実際に診療施設の移転が始まるのは、平成18年の新病棟完成の時で、その後の外来部門の移転までにはかなりの時間を要する。
統合にあわせ、外来部門への歯科衛生士の積極的な任用など、従来のシステムの見直しも行っていく予定。

その他
同窓生の勤務形態について調査した結果が示され、大学・同窓会双方にとって興味深いものであること、今後も追跡調査をしていくことが確認された。
独立行政法人化に向け同窓会室の見直しも必要で、正式に大学の施設の賃貸契約を結ぶ、同窓会費からマンションなどを購入するなどの方策の中から、方向性を検討していくこととなった。

宮野副会長あいさつ
ご多忙の中、お越しいただいた山田学部長、宮崎病院長ならびに野村教授にお礼が述べられたとともに、来年2月にも定期協議会を開催する予定であることが報告され、大学と同窓会のより良い関係に向けて大学側の協力をお願いしたいとの挨拶で閉会した。