平成16年度同窓会総会を終えて

−新執行部スタートによせて− 副会長 佐藤定雄

日時:平成16年4月24日(土)午後0時30分〜
場所:歯学部第一講義室

今年度は、6年間勤められた神田正一前会長から歯学部同窓会を引き継いだ多和田新会長執行部の第1回目の総会となった。議長役の総務理事が全員新顔ということで、急遽、宮野副会長が議長を勤めることで始められた。会の最初に、1月に逝去された17期生の子安球貴先生と2月に急逝された15期生の大島覚先生に対し全員が謹んで黙祷を捧げた。

次いで、多和田会長が「会員を一人ひとり大切にすることを目的とし、これに即した同窓会運営を行いたい」と宣誓するような形で挨拶が始まり、同窓会則の不備を検討し、新しい時代に即した諸規則に改めたいことや、口腔生命福祉学科設置祝賀会の企画や、新潟大学独立行政法人化に伴い発足したばかりの全学同窓会(連絡協議会)を通じ、各学部同窓会単位ではなく全学同窓会が一丸となって大学本部を支援しつつ、延いては歯学部を応援する新たな形を構築したいとの説明があった。さらに、同窓会費納入低下を真正面から取り組み、会員から広く理解を得て、同窓会を支持していただけるように会を運営したいとの姿勢を表明した。

想えば、神田前会長が引き継いだ時点での同窓会会計は底を割り、如何に健全な会計運営を図るかが最重要命題であった。神田執行部は6年間の苦労を重ねた結果、見事に会計を立て直すことに成功し、昨年秋には第50回全国歯科大学同窓・校友会懇話会ならびに、新設国立大学歯学部同窓会連絡協議会を新潟大学歯学部主管で行い、高い評価を得た後に会長を勇退した。この間、多和田会長は副会長として要に位置し活躍を続けてきた。

本総会では慎重審議の結果、15年度決算および16年度予算案を満場一致で承認を受けた。多和田会長をはじめ新執行部にとっての最大の課題は、34期卒業生を向かえ総勢1832人の大きな組織となった同窓会を、名実共に「頼もしい同窓会」に育て上げることではないだろうか。そのための具体的対策はこれからである。本総会で新潟大学全学同窓会連絡協議会への加入の承認を得た多和田会長は、実は、同連絡協議会設立に強いリーダーシップを発揮し、そのことが評価され副会長にも選出された。その多和田会長の力量と、全役員の頭脳を結集して取り組めばきっとよい成果が得られるものと思う。そこで一番大切なことは会員一人ひとりの温かい理解と協力である。今年からは「同窓会は変わってきたぞ」というイメージを持っていただけるよう、絶えず皆さんの関心を惹きつけながら出発したいところです。本年度の総会を無事終え、新しい執行部の門出にあたり、皆様の強力なご支援を願って止みません。