新潟大学歯学部同窓会 Niigata Univ. Faculty of Dentistry The Alumni Associaton

総会・学術セミナー(講演会・実習)記録(平成16年度〜平成19年度)

平成19年度

平成19年度新潟大学歯学部同窓会セミナー

平成19年度同窓会学術企画第二弾 PDFファイル

進化する歯内療法
明日からの臨床のための体験コース
ニッケルチタン製ファイル、マイクロスコープ、垂直加圧根管充填システム、MTAなど、歯内療法の新しい話題が尽きることはありません。また、歯内療法の進化を支える基礎的・臨床的エビデンスも着実に蓄積されています。ところが、これらを多忙な日常臨床にスムーズに取り入れることは決して容易とは言えません。あまりに日常的な処置であるがため、却って十年一日となってはいないでしょうか。
そこで、最新器材の積極的導入をお考えの先生は勿論、これら全てが手近になくとも満足な臨床成績を確保したいとお考えの先生方をも対象として本コースを企画いたしました。当日は、歯内療法の最新器材やエビデンス、さらには臨床の勘所についての解説と示説に続いて、ニッケルチタン製ファイルを用いた根管形成やその後の根管充填を実際に行って頂きます。また、日常臨床での疑問点などをあらかじめお寄せ頂いた上で、適切な対応について可能な限りディスカッションさせて頂きたいと考えております。

日時:平成19年11月11日
担当;新潟大学大学院医歯学総合研究科う蝕学分野
興地隆史、う蝕学分野教室員
募集人員:20名

場所:病院大会議室(講演)
4階示説室、実習室(示説、実習)

内容(予定):
・講演(午前)(講師:興地隆史)
「最新器材とエビデンスに支えられた歯内療法:ベーシックから最先端まで」
・示説(午前/午後)
ニッケルチタン製ファイルの操作
マイクロエンドドンティックス
加熱ガッタパーチャ法による根管充填
・実習(午後)
ニッケルチタン製ファイルを用いた根管形成と根管充填
(プラスチックブロック、抜去歯使用)
抜去歯(大臼歯と小臼歯各数本、髄腔開拡済み)と白衣をご持参下さい。
・質疑応答/症例相談(午前/午後)
・受講料:20,000円(実習器材*1、テキスト、昼食代を含みます)

後援 デンツプライ三金株式会社

*1 プロテーパーアソート(定価¥8,030)をお求めいただきますが費用は受講料に含まれます。実習ではデンツプライ三金株式会社様よりご提供いただくプロテーパートレーニングキットを使用いたします。ご購入いただくプロテーパーアソートは実習で使用せずそのままお持ち帰りいただきます。


平成19年度同窓会学術企画第二弾 PDFファイル

「口腔外科の基本手技」
習得しよう口腔外科医のテクニック

抜歯手術や口腔内消炎手術に代表される口腔外科手術は日常臨床において多く行われております。これらの手術は安全かつ確実に行われる必要があります。しかしながら予想以上に時間がかかってしまうこともあり、偶発症や継発症の恐れなどからなかなか自信を持てない先生方もおられるのではないでしょうか。外来小手術は切開、剥離、縫合などの基本手術手技と器具の正しい使用法をほんの少し知ることで、スムーズに進行することが出来ます。また口腔外科の比較的大きな手術でも、基本手技を少し怠たると手術の結果にあらわれます。本セミナーは一から外科の基本手技を学ぼうと思われている方や、今一度、ご自身の外科手技を見直してみようと考えておられる先生方を対象に行いたいと考えており、基本手技習得のための実習を予定しております。奮ってご参加下さい。

期日    :平成20年1月27日(日曜日)
募集人数  : 30名
場所    :医歯学総合病院(歯系)3階病院大会議室
歯学部5階学生実習室
費用    :2万5千円(昼食代と実習材料費を含む)
講師    :齊藤 力(組織再建口腔外科学分野教授)
その他、組織再建口腔外科学分野医局員がサポートします。
準備するもの:白衣、筆記用具、骨膜剥離子、粘膜剥離子、持針器、抜歯剪、
外科用ピンセット、
お持ちでない器具は貸し出しいたしますが、なるべく使い慣れ
た各自の器具を持参して下さい。

タイムスケジュール
午前の部
場所:病院大会議室(3階)
9:00~ 9:30 小手術を行う際の心得
9:30~10:30 切開・縫合の基本と応用、埋伏歯抜歯と難抜歯の術式
10:30~10:40 休憩
10:30~11:40 外来小手術の基本術式と実際
11:40~12:00 質疑・応答
12:00~13:00 昼食
午後の部
場所:5階学生実習室(5階)、病院大会議室(3階)
13:00~13:40 模擬粘膜を使用した切開、縫合の基礎実習
13:40~15:10 豚顎骨を使用した切開、骨膜剥離、縫合の応用実習
15:10~15:20 休憩
15:30~16:00 偶発症・継発症への対応
16:00~16:20 質疑応答

平成18年度新潟大学歯学部同窓会・総会学術講演会

日時:平成19年4月15日(土)午後2時45分から4時15分
会場:新潟大学歯学部講堂(2F)

「骨質を踏まえた歯科領域の骨再生に関する組織学的知見」
新潟大学超域研究機構 網塚憲生教授(18期生)

<講演要旨>
歯科領域において、骨欠損またはインプラント植立での再生骨をいかに量的に増やすかという試みが行われてきました。咬合圧などが負荷する歯科領域では、骨量を増やすことが力学強度を与えることにつながります。このような考え方は全身の骨においても同様であり、1993年の国際骨粗鬆症シンポジウムでは、「骨粗鬆症では低骨量と骨量構造の悪化の結果、骨が脆弱になる」と記載され、これまでに、骨粗鬆症の指標として骨量を反映する骨密度が取り上げられてきました。

しかしながら、近年、骨質(bone quality)という骨の材質的な面が注目を浴びてきています。何故なら、一見して骨が増えても、強度的に脆弱であったり骨吸収が進んでしまう例、すなわち、骨密度だけでは評価しにくいケースがあることが指摘されるようになってきたからです。2000年の米国国立衛生研究所(National Institute of Health)のコンセンサス会議において、骨粗鬆症の概念に骨強度が盛り込まれ、「骨強度=骨密度+骨質」と定義づけられました。さらに、骨密度と骨質がどれだけ骨強度を反映しているか試算すると、約60-70%程度が骨密度、残りの約30%程度が「骨質」にゆだねられると推測されています。しかし、骨質のパラメーターを決定することは容易ではなく、現在、骨代謝回転、マイクロダメージの蓄積、骨基質の性状、皮質骨・海綿骨の高次構造の面から、骨質を踏まえた骨粗鬆症治療や再生骨について、活発な研究・議論がなされています。

さて、歯科領域において、骨欠損の骨再生を図るときには、各種のバイオマテリアルが使用され、またGBRとの併用も行われております。これらバイオマテリアルの性質や応用方法によって再生骨の形成様式が異なり、従って、上述の「骨質」にも影響が及ぶと考えられます。

本講演では、その前半に骨質の概念をご紹介し、後半では基礎研究で得られた各種バイオマテリアルを用いた再生骨を骨質の面から考察して行きたいと思います。

略 歴

学歴
1988年3月31日   新潟大学歯学部卒業(18期生)
1992年3月31日   新潟大学大学院歯学研究科修了
職歴
1992年4月1日   新潟大学 助手 歯学部 口腔解剖学第一講座
1992年11月1日   post-doctoral fellow カナダ・モントリオール、McGill大学医学部
カルシウム研究所(1995年3月31日まで)
2001年4月1日  新潟大学 助手 大学院医歯学総合研究科
顎顔面再建学講座 硬組織形態学分野
2002年1月1日 新潟大学 助教授 大学院医歯学総合研究科
摂食環境制御学講座 顎顔面解剖学分野
2003年5月15日 新潟大学 超域研究機構・兼務(プロジェクトリーダー)
2005年9月1日 新潟大学 超域研究機構・教授
所属学会
日本解剖学会 評議員
日本骨形態計測学会 理事・評議員
日本骨代謝学会 評議員
新潟歯学会 評議員
歯科基礎医学会 評議員
日本細胞生物学会 会員
国際組織細胞学会 会員
日本小児歯科学会 会員
International Association for Dental Research 会員
The American Society for Bone and Mineral Research 会員
International Bone and Mineral Society 会員
主な研究
骨組織形成における分子細胞生物学的研究、骨粗鬆症治療薬の作用における細胞組織的解析、骨質に関わるbone tissue engineeringなど

平成18年度

平成18年度新潟大学歯学部同窓会セミナー

平成18年度
新潟大学歯学部同窓会学術セミナーのご案内
一般開業医のための『小児歯科臨床のヒント』

『これ、どうしよう?』子どもの口の中やエックス線写真を診て、そう思ったことはありませんか。保護者の方にどのように説明してよいか迷ったことはありませんか。乳歯のう蝕は数が減り、程度も軽くなって、う蝕の治療で迷うことは少なくなったと思いますが、う蝕以外にも小児の歯科的異常は少なくありません。

少子化のため、以前にも増して子ども一人一人に対する手厚い医療が求められています。同時に、保護者の方々の口腔の健康への関心も高くなり、低年齢から定期的に歯科を訪れる子どもが多くなってきており、混合歯列期に入ると、う蝕の予防だけでなく、歯の萌出や歯並びの異常に対する相談が以前に比べると増えています。

午前の部(講義編)では、小児期の歯の萌出障害をテーマに講演を行い、いくつかの代表的な症例を提示した上で、歯の萌出障害に対する治療方針の一般的なガイドラインを紹介いたします。「あれ?おかしいな」と、できるだけ早期に異常に気づくことが大切ですが、どのような徴候を異常としてとらえればいいのでしょう。異常を認めた場合に、何が治療の第一選択となるのでしょうか。その治療効果をどの程度の期間追って、次の手を打てばいいのでしょう。

講演後は、各受講者の方々からお持ち頂いた実際に悩んだ(いる)症例について、『小児歯科よろず相談』と題して、適切な治療方針を一緒に考えたいと思っています。萌出障害に限らず、外傷や心身障害児への対応等でも構いません。相談用症例は当日も受け付けますが、スキャナーがあれば申込書(別紙)と一緒に資料を取り込んでメールで事前にお送りください。当日も受け付けておりますので、申込書と資料を受付でお預かりいたします。

午後の部(実習ならび症例相談編)では、乳歯列から永久歯列への咬合誘導の基本的な概念を説明したのちに、代表的でシンプルな動的咬合誘導用可撤装置を実際に製作して頂きます。また、症例相談があれば実習の間に個別に対応いたしますので、担当のインストラクターに気軽にお声をおかけください。

日時 平成18年11月19日(日)
募集人数 午前:講演80名程度 午後:実習30名程度
場所 午前:歯学部大会議室-2階
午後:病院大会議室,5F学生実習室
費用 午前講義:5,000円
午後実習:15,000円
講師 医歯学総合研究科 小児歯科学分野
案内PDFファイル
問い合わせ先:
渡邉直子 -新潟大学医歯学総合研究科・歯科矯正学分野
電話:025-227-2905
Email: ohashin@dent.niigata-u.ac.jp

平成18年度定期セミナー

平成18年度定期セミナー

定期セミナーについて
・会場:新潟大学歯学部2階 講堂
(会場は変更になる場合もありますのでパンフレットを御参照下さい)
・時間:10:00-13:00
・会費:3,000円(当日お支払いください、尚、歯科医師以外のスタッフは2,000円です)
・申し込み方法:希望セミナー、住所、氏名、電話番号、FAX番号、卒業期数をお書きの上お申し込みください.

連絡先
950-2261 新潟市赤塚4390 たかだ歯科医院 高田真仁
Tel:025-264-3911 Fax:025-264-3912 Email:takadadental@nifty.ne.jp


第92回 2006年 10月 22日(日) 10:00-13:00 歯学部講堂
「チームアプローチを考える」
~歯科医師と歯科衛生士それぞれの役割~

歯科衛生士 安生 朝子

身の回りを見渡してみると、生活の全てがチームでの取り組みの基に成り立っていることに気づきます。 例えば、内科医における資格ごとの医療サービスまた、美容院における
美容師のキャリアごとのチームサービス、そしてフレンチレストランでリアルタイムに運ばれている一皿一皿のサービスは厨房で働く人とフロアーをきめ細かに見渡す係りの方とのチームの結果でしょう。
すなわち「チームアプローチ」とは決して我々歯科業界にのみ要求されることでもなく、
歯科医療従事者だけに課せられたものでもありません。生活の全てにおいて物事の正確さや迅速であること、また快適さを提供するためには専門性を有した取り組みが必須であると考えます。
我々歯科界においては、患者様により安全で快適な歯科医療を提供するため各々に立場を自覚した臨床への取り組みが重要となります。予防プログラムやメインテナンスシステムを取り入れた臨床システムが実践される今日においては、以前にも増して「歯科衛生士の在り方」がKeyともなります。この職業に責任とプライドを持って勤務し24年目を迎えました。
当院では一名の歯科医師のもと、6名の歯科衛生士が勤務しております。そのうち5名が「My Chair」を有し独立予約制を作り上げました。決して簡単ではなかった今日までの試行錯誤の繰り返しの笑いあり涙ありの診療室をご紹介します。
責任と自由の基にそれぞれの歯科衛生士のカリスマ性と職人ワザそして熱いハートをご覧下さい。

平成18年度新潟大学歯学部同窓会・総会学術講演会

日時:平成18年4月22日(土)午後2時45分から4時15分
会場:新潟大学歯学部講堂(2F)

「新潟大学医歯学総合病院矯正歯科診療室における矯正治療の現況」
新潟大学大学院医歯学総合研究科 歯科矯正学分野 齋藤 功 教授

<講演要旨>
歯科矯正学の教科書には、古くから「フィロソフィー」という項目が設けられ、著者あるいは編者の歯科矯正学あるいは矯正臨床に対する考え方が述べられてきました。これは、矯正治療を行う場合には治療全体に対する一貫した考え方が必要であると同時に、その考え方はそれぞれの術者により異なっていることを意味しています。日本の矯正治療は、1970年代の初めに接着性レジンを用いてブラケットを歯に直接接着させる方法、いわゆるダイレクトボンディングシステムの登場により広く普及してきたとされていますが、新しい装置の開発と普及は、必ずしも矯正臨床の向上と軌を一にするものではありません。新潟大学では、矯正歯科医が果たすべき最低限の治療目標を達成させるとともに、患者の負担軽減にも配慮しながら、よりよい治療結果を出すことを目指し、およそ10数年かけて治療方法やシステムの見直しを図ってきました。

一方、人口構造の変化や人々の口腔内への意識の高まりとともに、成人矯正治療の需要は増加傾向にあるとされています。1990年から2004年までの過去15年間に、当診療室で治療を開始した患者の初診時年齢の推移をみると、1990年から1992年では20歳以上の成人患者が15%程度であったのに対して、最近5年間では30%を占めるようになり、特に、1996年以降は初診時年齢40歳以上の方が10%近くにまで達しています。このような背景から患者ニーズは従来にも増して多様化し、外科的矯正治療あるいは歯の移植をとりいれた矯正治療など、他の歯科専門領域の力を借りながら治療する症例が増加しています。また、最近ではスケレタルアンカレッジを利用した矯正治療も少しずつ取り入れるようになってきました。

本講演では、実際の臨床例を紹介しながら、当診療室における矯正治療システムの変遷と現況について述べ、矯正臨床に残された課題と将来展望についても触れたいと思います。
<講師略歴>
略歴
生年月日 1958年4月6日
1978年4月 新潟大学歯学部入学
1984年3月 同 卒業(14期生)
1984年4月 新潟大学大学院歯学研究科入学
1988年3月 同 修了(歯学博士)
1988年4月 新潟大学歯学部助手 (歯科矯正学教室)
1992年1月 オハイオ州立大学客員講師
1996年4月 新潟大学歯学部附属病院講師(矯正科)
2004年10月 新潟大学医歯学系教授(大学院医歯学総合研究科・歯科矯正学分野)
資格
歯科医師:1984年5月31日(歯科医籍登録 第91830号)
歯学博士:1988年3月(新潟大学大学院歯学研究科)
認定医:1995年11月17日 日本矯正歯科学会(登録番号:1522号)
指導医:1997年9月3日 日本矯正歯科学会(登録番号:443号)

主な学会活動
日本矯正歯科学会(評議員)、甲北信越矯正歯科学会(理事)、日本口蓋裂学会(評議員)、日本歯科医学教育学会(評議員)
日本顎変形症学会、International Association for Dental Research、新潟歯学会(理事)

主な研究分野
歯の移動と神経組織、偏位咬合症例の矯正学的管理と治療、下顎頭吸収を有する症例の治療と管理 など

平成17年度

平成17年度新潟大学歯学部同窓会セミナー

平成17年度
新潟大学歯学部同窓会学術セミナーのご案内
好評につき第二回
~歯周手術、インプラント導入へのブレイクスルー~
“最強!ドクター奥田のペリオ・インプラント実習”

・ 奇抜なタイトルをつけたのも訳があります。この実習は奥田オリジナルだからです。
・ 長年の学生実習に改良を重ねてポストグラジュエート用に改編いたしました。
・ 理論は後回しです。1日中、手を動かしていただいて体で体得していだきます。
・ 豚顎2頭、合計4顎+無歯部を使って以下のWorksを実習していただきます。
<実習内容>
Work 1: GTR法とDistal Wedge法
Work 2: Apically Displaced Flap Ope.
Work 3: Free Gingival Graft
Work 4: Connective Tissue Graft
Work 5: Replace Implant埋入
これに関連する各種縫合法:
単純縫合、8の字縫合、水平マットレス縫合、骨膜縫合、懸垂縫合、タイ・オーバー縫合、連続ロック縫合
主催:新潟大学歯学部同窓会、新潟大学歯学部
後援:株式会社ヨシダ、生化学工業株式会社

日 時 平成17年11月20日(日) 9時から5時
場所 補綴科基礎実習室5階
募集人員 30名
費用 5万円(昼食代、材料費含む)
講師 奥田一博 先生 他

問い合わせ先:
庭野和明 -新潟大学医歯学総合研究科・う蝕学(歯科保存学1) 電話:025-227-2866
Email: niwano@dent.niigata-u.ac.jp


平成17年度
新潟大学歯学部同窓会学術セミナーのご案内
歯科における重箱の隅の学問
「痛み」と「救急蘇生」のおはなし

大切であることはわかっていても、つい日常の忙しさから後回しにされやすいものがあります。私達歯科麻酔科で担当している領域の中で、2つのテーマを今回は提供させていただきます。ひとつには「痛み」です。痛みを理解することは重要であるとは知りながらも、つい鎮痛剤に頼ってしまいます。いったい顔面の痛みには何があるのかをもう一度見直ししてみませんか?今回は症例提示を中心とした解説を行います。もうひとつには「救急蘇生」です。昨今、新しいガイドラインに沿って救急蘇生法は大きく変化しました。そのなかで歯科医師はどのように対処すべきかを考えます。
実習は心肺蘇生用マネキン4台、AEDトレーナー2台を使用して行います。
日時 平成18年1月29日(日) (午前中講義、午後実習)
募集人数 30名程度
場所 医歯学総合病院歯科大会議室-3階(旧歯学部附属病院大会議室)
費用 5千円-予定(テキスト、昼食代、諸経費)
講師 瀬尾憲司 先生 他
募集開始 募集中 (定員になり次第締めきります)
問い合わせ先:
庭野和明 -新潟大学医歯学総合研究科・う蝕学(歯科保存学1) 電話:025-227-2866
Email: niwano@dent.niigata-u.ac.jp

平成17年度定期セミナー

平成17年度定期セミナー(予定)

定期セミナーについて
・会場:新潟大学歯学部附属病院新棟3F 病院会議室
(会場は変更になる場合もありますのでパンフレットを御参照下さい)
・時間:19:00-21:00
・会費:3,000円(当日お支払いください、尚、歯科医師以外のスタッフは2,000円です)
・申し込み方法:希望セミナー、住所、氏名、電話番号、FAX番号、卒業期数をお書きの上お申し込みください.

連絡先
950-2261 新潟市赤塚4390 たかだ歯科医院 高田真仁
Tel:025-264-3911 Fax:025-264-3912 Email:takadadental@nifty.ne.jp


第1回(No.92) 2005年 5月 21日(土)
「歯科衛生士の役割」
講師:原田歯科医院(新潟市 関屋)
歯科衛生士-川崎律子 先生

歯科衛生士の経験を重ねるにつれ、現在の予防システムの中で私たちの担う責任はますます大きく、役割も多様化してきていると実感しています。
最近では予防という意識を明確に持って来院される患者さんも増えてきました。従来の患者と医療側の消極的・受動的な関係から積極的・能動的な関わりへのシフトを意味していると思われます。これからの歯科医療において私たち歯科衛生士に必要なことは、歯周治療や予防の分野で総合的な能力を鍛え高め患者さんのニーズに答えられる歯科衛生士であること、そのうえ更に大切なことは専門職として患者さんから信頼される人間性を養うことでしょう。そのためには自分の果たすべき立場を理解し、プロとしての意識を持って臨床に携わることが重要と考えます。
今回はこれまでにおける、患者さんとともに歩んできた臨床のプロセスを振り返り、歯科衛生士の役割を通して、果たしてどの程度、患者さんの健康に寄与できたか、患者さんに喜ばれる治療を実践できたのかなど、現在の成果と課題点を考察してみたいと思います。また必要不可欠な歯科医師とのパートナーシップ・コミュニケーションをどのように図っているかなどについても触れてみたいと思います。


第2回(No.93) 2005年 6月 11日(土)
「歯根完成歯の即時自家移植」
講師:新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔生命科学専攻
顎顔面再建学講座組織再建口腔外科学分野
芳澤享子 先生

新潟大学医歯学総合病院「歯の移植外来」では、2001年11月から2004年3月まで文部科学省高度先進医療開発経費の援助を受け、それにともない「歯の移植診療班」を結成し、口腔外科診療室、歯の診療室、歯周病診療室、義歯診療室、矯正歯科診療室によるチーム医療を実践してきました。そこで今回は、2001年11月から2004年3月までに施行した歯の即時自家移植症例146例について、それ以前の1997年1月から2001年10月までに施行した191例と比較しながら、歯根完成歯の即時自家移植を成功させるには何が重要であるのか、また失敗した症例はどこに問題があったのかなどについて検討してみたいと思います。


第3回(No.94) 2005年 9月 17日(土)
「口腔内装具による閉塞型睡眠呼吸障害の治療」
講師:新潟大学医歯学総合病院口腔外科
口腔再建外科診療室
泉 直也 先生

閉塞型睡眠時無呼吸症候群に代表される閉塞型睡眠呼吸障害は、脳・心疾患の罹患率が高く、日中の眠気から交通事故を引き起こす率が高いなど社会的・産業医学的にも大きな問題となっている疾患です。一方、2004年4月には、閉塞型睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置の製作が歯科で保険適応となり、歯科医の関心が高まってきています。
本セミナーでは、閉塞型睡眠呼吸障害の病態および治療方法について概説させていただきます。特に、口腔内装置を用いた治療については、当科で行っている方法を紹介しながら具体的に説明していく予定です。また、閉塞型睡眠時無呼吸症候群の確定診断に必要な、終夜睡眠ポリグラフィーについて、実際の測定装置を紹介したいと思います。

平成17年度新潟大学歯学部同窓会・総会学術講演会

日時:平成17年4月16日(土)午後2時45分から4時15分
会場:新潟大学歯学部講堂(2F)

「象牙質・歯髄複合体研究の進展と再生医療への生物学的基盤」
新潟大学大学院医歯学総合研究科顎顔面再建学講座硬組織形態学分野 教授 大島 勇人
<講演要旨>
象牙質を顕微鏡で観察すると、石灰化基質には無数の象牙細管と呼ばれる管状構造物が存在する。象牙質はその成分から考えると骨と類似している組織であると考えられるが、形成細胞と基質との関係やリモデリングの有無などから、象牙質は骨とは似て非なる組織であると言える。一方、歯髄は硬組織である象牙質に囲まれ、外界とは根尖孔だけで交通する一種の閉鎖空間に近い特殊な環境におかれている。また、歯髄は象牙質と違って石灰化しない組織であるが、病的状態では歯髄結石(髄石、象牙質粒)や骨様組織などの硬組織が形成されることも知られている。象牙質と歯髄は発生学的・構造的・機能的に互いに密接な関係を持つことから、一つのユニットとして捉える必要があるが、近年の歯の発生生物学的研究の進展に支えられ象牙質・歯髄複合体に関する私たちの知識も飛躍的に増大したと言える。
私たちのからだは、外傷や切断などの物理的損傷に対しての治癒能力を備えており、その傷を受けた場所に応じて修復する。象牙質・歯髄複合体においても修復現象が知られており、歯の損傷に対して、歯髄は優れた修復能力をもつ組織であると言える。咬耗、摩耗、う蝕、窩洞形成や修復処置等の刺激に反応して局所的に形成される不規則な象牙質を第三象牙質と呼ぶが、歯の再植後の歯髄治癒過程では、歯髄内に第三象牙質が形成される場合に加え歯髄が骨組織に置換する場合があり、後者の治癒経過を辿る場合が多い。しかし、現在両者の治癒機転を規定するメカニズムは明らかになっていない。本講演では、最近の象牙質・歯髄複合体研究の進展について紹介し、将来の再生医療へ向けた象牙質・歯髄複合体の生物学的基盤に関する情報を提供したい。
私たちが確立した窩洞形成や歯の再植・移植などの動物実験モデルにより、歯髄が高い免疫防御機能を有すると共に、骨組織形成能を含めた多分化能をもつ可能性が示唆されている。歯の損傷後の歯髄治癒過程を考える場合、局所に存在する歯髄細胞の由来や硬組織形成能が重要になる。最近の歯髄生物学の分野では、歯髄には少なくとも二つの異なる由来をもつ細胞が存在すると考えられている。それは、従来から広く受け入れられている神経堤由来細胞(外胚葉性間葉とも呼ばれる)に加え、もともと歯胚形成部位に存在していた中胚葉由来細胞の存在である。この考えに従えば、歯髄は象牙芽細胞に分化する能力のある神経堤由来細胞と骨形成能をもつ中胚葉由来細胞のハイブリッドな組織であると言える。この様に局所に存在する細胞の分化能と細胞間シグナルの相互作用によって規定される再生の場の理解が、歯の再生医療具現化の重要なステップであると考えられる。

<講師略歴>
略歴
生年月日 1961年7月5日
1981年4月 新潟大学歯学部入学
1987年3月 同 卒業(17期生)
1987年4月 新潟大学大学院歯学研究科入学
1991年3月 同 修了(歯学博士)
1991年4月 長谷川歯科(歯科医師)就職
1992年11月 同 辞職
1992年12月 新潟大学助手歯学部(口腔解剖学第二講座)に採用(~1996年12月)
1997年1月 新潟大学講師歯学部(口腔解剖学第二講座)に昇任(~1998年3月)
1997年3月 文部省在外研究員(ヘルシンキ大学バイオテクノロジー学部)(~1997年12月)
1998年4月 新潟大学助教授歯学部(口腔解剖学第二講座)に昇任(~2001年3月)
2001年4月 新潟大学助教授大学院医歯学総合研究科(口腔生命科学専攻摂食環境制御学講座顎顔面解剖学分野)に配置替え(~2001年12月)
新潟大学助教授歯学部に併任(~2001年12月)
2002年1月
新潟大学教授大学院医歯学総合研究科(口腔生命科学専攻顎顔面再建学講座硬組織形態学分野)に昇任(~2004年3月)
新潟大学教授歯学部に併任(~2004年3年)

2004年4月 新潟大学教授教育研究院医歯学系に配置替え(~現在に至る)
大学院医歯学総合研究科顎顔面再建学講座を主担当(~2009年3月)、歯学部を担当
新潟大学歯学部口腔生命福祉学科長に併任(~2005年3月)
学位
1991年3月 歯学博士(新潟大学)「Ultrastructural changes in odontoblasts and pulp capillaries following cavity preparation in rat molars
(ラット臼歯窩洞形成後の象牙芽細胞と歯髄毛細血管の微細構造学的変化について)」
学会活動 新潟歯学会(評議員)、歯科基礎医学会(理事・評議員)、日本解剖学会(評議員)、IADR(International Association for Dental Research)、JADR(国際歯科研究学会日本部会)、国際組織細胞学会、日本臨床分子形態学会(評議員)、日本顕微鏡学会、日本歯科医学教育学会
その他の活動 歯胚再生コンソーシアム、歯の発生の会(世話人)
学会賞 1995年9月  第7回歯科基礎医学会賞受賞
主な研究分野 象牙質・歯髄複合体の発生と再生、歯髄の免疫防御機構、歯の幹細胞の探索

平成16年度

平成16年度新潟大学歯学部同窓会セミナー

平成16年度
新潟大学歯学部同窓会学術セミナーのご案内
~歯周手術、インプラント導入へのブレイクスルー~
“最強!ドクター奥田のペリオ・インプラント実習”

日 時:平成16年11月28日(日)9時から4時(昼食1時間含む)
場 所:歯学部補綴科基礎実習室(5階)
募集人員:募集は定員に達しました。以後のお申し込みはキャンセル待ちとなります

奇抜なタイトルをつけたのも訳があります。この実習は奥田オリジナルだからです。長年の学生実習に改良を重ねてポストグラジュエート用に改編いたしました。

理論は後回しです。1日中、手を動かしていただいて体で体得していだきます。
豚顎2頭、合計4顎+無歯部を使って以下のWorksを実習していただきます。
実習内容:
Work 1: GTR法とDistal Wedge法
Work 2: Apically Displaced Flap Ope.
Work 3: Free Ginigival Graft
Work 4: Connective Tissue Graft
Work 5: Replace Implant埋入
これに関連する各種縫合法:
単純縫合、8の字縫合、水平マットレス縫合、骨膜縫合、懸垂縫合、タイ・オーバー縫合、連続ロック縫合

インストラクター
奥田一博(チーフ):日本歯周病学会指導医、アメリカ歯周病学会会員
小林哲夫     :日本歯周病学会指導医、アメリカ歯周病学会会員
田井秀明     :日本歯周病学会認定医
村田雅史     :日本歯周病学会認定医
久保田健彦    :日本歯周病学会認定医
中島貴子     :日本歯周病学会認定医
募集要項は10月に郵送を予定しています。
問い合わせ先:
庭野和明 -新潟大学医歯学総合研究科・う蝕学(歯科保存学1) 電話:025-227-2866
Email: niwano@dent.niigata-u.ac.jp
主催:新潟大学歯学部同窓会
後援:株式会社ヨシダ、生化学工業株式会社

平成16年度定期セミナー

平成16年度定期セミナー

定期セミナーについて
・会場:新潟大学歯学部附属病院新棟4F 病院示説室
・時間:19:00-21:00
・会費:3,000円(当日お支払いください、尚、歯科医師以外のスタッフは2,000円です)
・申し込み方法:希望セミナー、住所、氏名、電話番号、FAX番号、卒業期数をお書きの上お申し込みください.
・生涯研修カードを忘れすに持参下さい。(分類2一項目5:3単位)

連絡先
950-2261 新潟市赤塚4390 たかだ歯科医院 高田真仁
Tel:025-264-3911
Fax:025-264-3912
Email:takadadental@nifty.ne.jp


第1回(No.89) 2004年6月5日(土)
見附市開業 関崎和夫先生

「歯科用デジタルカメラ入門」

日常臨床にデジタルカメラを導入したいが、どんな機種を選べばよいのだろう?デジタルカメラを買ってみたけれどよく写らない。そんな悩みを持っておられる先生方は多いのではないでしょうか。市販のデジタルカメラを購入しても、そのままでは歯科仕様で使えません。自然な明るさや色調で、適切な使用しやすい倍率をもち、きれいに口腔内撮影ができるよう設定するには、いろいろな試行錯誤が必要で、非常に難しいものです。最近、一眼レフデジタルカメラもだいぶ廉価になってきましたが、レンズ、リングストロボなども必要で、それらを合わせると意外に高価になります。失敗したから他機種をもう一台購入とは簡単にいかないものす。それゆえ今回のセミナーでは、私のデジタルカメラのノウハウを公開し、失敗しないデジタルカメラ選びから有効な活用を含め、皆様に少しでもお役に立つようなお話をさせていただこうと思っております。

<講演内容>
1.デジタルカメラの選び方
2.デジタルカメラの歯科仕様へのしかた
3.デジタルカメラの利用法
4.デジタルカメラの問題点とその対策
5.スライドをデジタル化する方法
6.最新一眼レフデジタルカメラのデモ機による撮影と解説


第2回(No.90) 2004年7月3日(土)
ジェネリックペントロンジャパン

「グラスファイバーを用いたメタルフリー支台築造体のご提案」

今日まで支台築造体の主な材料として長年用いられてきた金属ではありますが、昨今の様々な臨床レポート等では、残存象牙質と金属製支台築造体との弾性係数の違いにより、場合として根破折などを誘発する可能性を指摘するのも少なくなく、またオールセラミック及びレジンジャケットクラウンによる修復などの審美的要素を求められる場合では、金属色が歯冠部及びマージン、歯肉部などに透過してしまうなどの問題も指摘されている。今回ご紹介する「ファイバーコアポストシステム」は、日本国内において昨年10月より発売を開始した金属を使用しない支台築造システムで、既に欧米では約8年の臨床実績があり、象牙質に近似した弾性と高い破折強さ、優れた審美性を備えた優れた画期的な支台築造方法として、世界中の臨床家に高い評価を得ています。
今回は、ファイバーコアポストシステム及び専用の支台築造用レジン「ビルドイットFR」の特長を中心に、既に国内でご使用いただいている先生方の接着法、使用例などを交えながらメタルフリー修復のご提案をいたします。


第3回(No.91) 2004年9月4日(土)
新潟市開業 倉嶋敏明先生

「日常臨床の中に、どのようにインプラント治療を組み込むか」

昨今の歯科臨床では、患者さんの治療への期待度はますます高まりをみせ、それに伴いより多彩な要求が顕在化してきております。このような状況のなか、その有効性と安全性、そして治療技術としての位置づけが認知されつつあるインプラント治療を日常の治療に組み込めれば、患者さんの多彩な要求を満たす結果に一歩でも近づけることができるのではないでしょうか。
しかし比較的若い年齢層あるいは少数歯欠損例では機能性のみならずより審美的な結果を求められ、多数歯欠損例においては顎口腔系の機能的、形態的調和への対応が求められるため、その価値を発揮するには、様々な条件を見据えた診査・診断と治療行為が必要となり、単一の埋入技術だけでなく、一口腔での対応が必須となります。
今回、日常臨床でどのようにインプラント治療を診療に組み込んでいけばよいのかを、症例を通して皆様と一緒に考えてみたいと思います。インプラント治療を臨床に取り入れていない先生方からも御意見をいただければ幸いです。

平成16年度新潟大学歯学部同窓会・総会学術講演会

日時:平成16年4月24日(土)午後3時30分から5時0分
会場:新潟大学歯学部講堂(2F)

「顎顔面領域の超音波診断」
新潟大学大学院医歯学総合研究科顎顔面放射線学分野 教授 林 孝文
顎顔面領域の画像診断は、歯や骨が対象とされる場合が多いため、硬組織に鋭敏なエックス線診断がもっぱら利用されています。一方、超音波診断法は経済的でエックス線被曝が無く安全性の高い検査のため全身的に多用されていますが、硬組織や空気により複雑に構成された顎顔面領域は超音波診断には不利であり、その適用が限られてきました。しかし最近では機器の普及や高性能化、診断医の読影能力の向上により、次第に臨床的価値が認識されるようになってきました。現在では、唾液腺の腫瘤性病変や口腔癌の頸部リンパ節転移の診断に非常に高い有用性が認識されるに至っています。私は1987年に本学を卒業しましたが、この超音波診断に興味があったため、当時超音波診断装置が導入されたばかりの歯科放射線学講座(現在の顎顔面放射線学分野)への入局を選択しました。しかし、超音波診断は視野が限定され、画像の再現性に乏しいという欠点があり、診断ができるようになるまでには相当の年月が必要でした。確信を持ってひとつのリンパ節を描出することができるまでに、3年ほどかかったように記憶しています。

本講演では、超音波診断の基礎的な事項について簡単にご紹介するとともに、日常臨床において最も頻繁に利用している頸部リンパ節の診断から、特殊な応用例として顎関節症の診断まで、広く顎顔面領域の画像診断における利用について述べ、さらに将来展望についても触れたいと考えます。

御略歴
1981年 4月 新潟大学歯学部入学
1987年 3月 新潟大学歯学部卒業(17期生)
1987年 4月 新潟大学歯学部助手(歯科放射線学)
1995年 11月 新潟大学歯学部講師(歯科放射線学)
1998年 10月 新潟大学歯学部助教授(歯科放射線学)
2000年 4月 新潟大学大学院医歯学総合研究科助教授(顎顔面放射線学分野)

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